週一くらいで書きたい日記

関東在住サラリーマン 46歳 男性、独身です。食事、テレビ、音楽について。

evangelion「破」 2回目

ネタバレ注意

エヴァ2回目を池袋で見てきました。見るポイントは1回目とは全く違いましたので、2回見るのは正解でした。さて今回思いましたのは、赤木リツコ博士の最後のほうの発言が気になりました。シンジ君の主体性、意思が初号機にエネルギーを集約させ、活動限界を超えても活動し、本来の能力以上のことができる、、、。シンジ君はエヴァに乗ることを一度止めまして、ビーストモードで使徒に立ち向かったマキに逃げるよう説得されます。避難所を変えて逃げ切れるほどの災害か、よくわかりませんが。そこでマキに見せられた光景は廃墟と化した、旧仙石原5丁目付近かな。そこで使徒がいわしの頭のようにゼロ号機の頭を口から飛ばします。そこでシンジ君はエヴァに乗ると決めた。アスカの件で父に裏切られたが、それでも乗ると決めた。そこなんですね、ポイントは。人の意志が、「人型」決戦兵器を「神」にした。現代における神の出現の話なんです。エルサレムでキリストが誕生したような状況です。それが初号機の覚醒なんです。(やっとわかったのかと思う方もいらっしゃるでしょうが)初号機がダミーシステムを受けつけなかったのは、初号機もただのロボットではなく、人の意志、しかも他者との融合を希望する意志を受容する巨大な人を似せて作ったものだからなんです。しかもマキはビーストモードで活動限界を超えようとしたが、初号機は神になることで活動限界を超えたのです。そこが残酷な天使のテーゼの「神話になれ!」ということなんでしょうか。現代において神の出現を積極的に行うなら、一個人の預言者を神にするのではなく、巨人を神にしましょう、ただしそのためには、善良な一個人の主体性が必要ですよ、という見解を持ちました。人間の能力を超えた神の存在とそれを可能にする人間の精神の崇高さを描いたとも言えます。ですので、あの人型決戦兵器というものは人の心の中にあればいい、一つの装置なんですね。

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